HumiSeal対応の防湿剤専用乾燥炉
見えない部分まで確実に乾燥し、品質を安定化・自動化の実現へ
防湿剤や基板コーティング剤の乾燥工程において、「未乾燥」や「乾燥ムラ」は見えにくいにも関わらず、品質に大きな影響を与える重要な課題です。
とくにトランスや大型部品の裏側など、熱や風が届きにくい箇所では、自然乾燥や従来の乾燥方法では十分に乾燥しきれず、不良の原因となるケースも少なくありません。
さらに、乾燥時間の長さや作業者ごとのばらつきは、生産効率の低下や品質の不安定化を招きます。
ELNASシリーズは、遠赤外線による内部加熱と微風による均一乾燥、さらに多ゾーン制御による精密な温度管理により、見えない部分まで確実に乾燥。
防湿剤(HumiSealなど)や基板コーティング剤の乾燥において、安定した品質と再現性、そして乾燥工程の自動化を実現します。
防湿剤・コーティング乾燥で発生する課題
防湿剤や基板コーティング剤の乾燥工程では、「乾いているように見えるが、実は乾いていない」という問題が頻発します。
この“見えない未乾燥”こそが、品質トラブルの原因です。
トランスやコネクタなどの大型部品の下部は、熱や風が届きにくく、乾燥が不十分になりがちです。
外観では問題がなくても、内部に未乾燥が残り、不良や信頼性低下の原因となります。
防湿剤やコーティング剤の乾燥を自然乾燥に依存すると、乾燥時間が長くなり、生産リードタイムを圧迫します。
結果として、工程のボトルネック化や在庫滞留を招きます。
乾燥条件が安定しない場合、製品ごとに乾燥状態が異なり、品質のばらつきが発生します。
これは検査工程では検出しにくく、市場不良のリスクを高めます。
乾燥条件の設定や管理が属人的になると、同じ製品でも乾燥品質に差が生じます。
結果として、品質の安定化が難しくなり、工程管理の負荷が増大します。
乾燥状態は目視での判断が難しく、経験や感覚に頼らざるを得ないケースも少なくありません。
この曖昧さが、品質リスクを見逃す最大の要因となります。
これらの課題を解決するためには「確実に乾燥させる仕組み」と「再現性のある乾燥条件」が不可欠です。
なぜ、防湿剤・コーティングは乾ききらないのか?
防湿剤やコーティング剤の乾燥不良は、単なる時間不足ではありません。乾燥の“仕組み”そのものに原因があるのです。
防湿剤やコーティング剤は、加熱すると表面から先に乾燥が進みます。
その結果、内部に溶剤や成分が残ったまま“蓋をされた状態”となり、完全乾燥が阻害されます。
トランスや大型部品の下部、基板の裏面などは、熱風が直接届きにくく、乾燥エネルギーが不足します。
この“乾燥の死角”が未乾燥の最大要因です。
乾燥条件が安定しない場合、同じ製品でも温度履歴や乾燥時間にばらつきが発生します。
これにより、乾燥状態の再現性が確保できません。
自然乾燥や簡易乾燥では、温度・風量・時間といった乾燥条件が数値管理されておらず、
結果として“再現性のない工程”になってしまいます。
これらの原因を解決して、防湿剤・コーティング乾燥を安定させるためには、以下の「確実に乾かす」ために必要な3つの要素が不可欠です。
- 内部まで熱を届ける加熱方式
- 乾燥ムラを防ぐ均一な風の制御
- 再現性を担保する温度・時間管理
ELNASが実現する“確実な乾燥”の仕組み
防湿剤やコーティング剤の乾燥を安定させるためには、単に加熱するだけではなく「どのように熱を伝え、どのように乾燥させるか」が重要です。
ELNASは、遠赤外線による内部加熱、微風による均一な乾燥環境、さらに多ゾーン制御による温度プロファイル管理を組み合わせることで、表面だけでなく内部や部品下まで確実に乾燥させる仕組みを実現しています。
これにより、未乾燥や乾燥ムラといった課題を解消し、安定した品質と再現性の高い乾燥工程を可能にします。

遠赤外線は表面だけでなく、材料内部まで熱を浸透させる特性を持ちます。
これにより、表面硬化を防ぎながら、内部に残った成分まで確実に乾燥させます。
遠赤外線は表面だけでなく、材料内部まで熱を浸透させる特性を持ちます。
これにより、表面硬化を防ぎながら、内部に残った成分まで確実に乾燥させます。
強い風ではなく、最適に制御された微風により、乾燥ムラを抑えながら安定した乾燥環境を形成します。
部品下や狭隘部にも乾燥効果を届けます。
複数の加熱ゾーンにより、乾燥プロセスを段階的に制御。
温度と時間を精密に管理することで、再現性の高い乾燥を実現します。
搬送コンベアによる連続処理により、乾燥条件のばらつきを排除し、安定した品質と生産性を両立します。
ELNASは、単なる乾燥炉ではなく、防湿剤・コーティング乾燥に特化した“工程そのものの最適化装置”です。
用途別|防湿剤・コーティング乾燥への適用
ELNASは、防湿剤の乾燥だけでなく、基板コーティング剤や接着剤・樹脂の硬化乾燥など、さまざまな用途に対応しています。
用途ごとに異なる乾燥条件にも柔軟に対応し、安定した品質と再現性のある乾燥工程を実現します。
- ・防湿剤(HumiSealなど)の乾燥
防湿剤の乾燥では、部品下や狭隘部における未乾燥が大きな課題となります。
特にHumiSealのようなコーティング剤は、乾燥条件によって仕上がり品質が大きく左右されます。
ELNASは、遠赤外線による内部加熱と微風による均一乾燥により見えない部分まで確実に乾燥させ、未乾燥リスクを低減。
さらに多ゾーン制御により、乾燥プロファイルを安定化させることで、HumiSeal乾燥における品質のばらつきを抑制します。
- ・基板コーティング剤の乾燥
基板コーティング剤の乾燥では、乾燥ムラや過乾燥による品質低下が問題となります。
また、自然乾燥では時間がかかり、生産効率の低下にもつながります。
ELNASは、均一な加熱と安定した乾燥環境により、コーティング膜の品質を維持しながら、効率的な乾燥を実現。
搬送式による連続処理により、乾燥工程の自動化と生産性向上にも貢献します。
- ・接着剤・樹脂の硬化乾燥
接着剤や樹脂の硬化乾燥では、温度管理と加熱プロファイルが重要です。
不適切な加熱は、硬化不良や物性低下の原因となります。
ELNASは、多ゾーン制御による精密な温度管理により、材料特性に応じた最適な乾燥・硬化プロセスを実現。
安定した品質と再現性を確保し、評価・試作から量産まで対応可能です。
ELNASによる防湿剤の乾燥品質を実証するデータ・動画
ELNASの乾燥性能は、理論だけでなく実際の検証によって確認されています。
防湿剤やコーティング剤の乾燥における“見えない未乾燥”を、実際の挙動でご覧ください。
HumiSeal(1B51NSLU / 2:1配合 / 粘度70mPa・s)を基板の一部に塗布した状態で乾燥炉(ELNAS)に投入することで乾燥状態を検証した動画になります。乾燥の検証なので分かりやすくするため、かなり多めにHumiSealを塗布しています。
エレップコート(LSS-520MHB)を基板の一部に塗布した状態で乾燥炉(ELNAS)に投入することで乾燥状態を検証した動画になります。乾燥の検証なので分かりやすくするため、エレップコート(LSS-520MHB)の原液を塗布しています。
トランスなどの大型部品下に塗布された防湿剤は、自然乾燥では乾きにくく、未乾燥の原因となります。
ELNASは遠赤外線による内部加熱と微風制御により、部品下や狭隘部まで確実に乾燥させます。
これらの検証結果からも、ELNASは防湿剤・コーティング乾燥において、安定した品質と再現性を実現する乾燥ソリューションであることが確認されています。
その乾燥課題、解決できます。
まずは実機によるテストでご確認ください。
防湿剤やコーティング乾燥における「未乾燥」や「品質のばらつき」でお困りではありませんか?
ELNASを使用して、お客様のワーク・材料を用いた評価テストにより、実際の乾燥状態や最適条件をご確認いただけるので、導入前に効果を確かめることができるため、安心してご検討いただけます。
乾燥炉のご導入検討に関するご相談はもちろん、実機を使用したデモやプロファイル測定などお気軽にお問い合わせいただけますと幸いです。
お急ぎのお客様はお電話でのご連絡をお願いいたします。
TEL:045-476-3461
受付時間:平日8:30~17:30
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